家庭菜園「長ネギ栽培のコツ」

追肥と土寄せ

 

 

苗の植えつけは、春(3月中旬~4月下旬)が秋まきもの、夏(7月上旬~8月上旬)が春まきのもの)となります。もちろん購入した苗でも構いません。

 

 

畑や家庭菜園は、植えつけ用の深い溝をつくるので耕しません。溝堀は、幅90~100cmの区画を基準として、中央に幅15cm、深さ20~30cmの溝を作ります。長ネギの軟白部は、この溝の深さが長さの勝負の分かれ目になります。

 

 

次はこの溝の壁に苗を5cm間隔でまっすぐに立てていきます。根の部分は土で軽く押さ、根元にワラをかぶせます。これは先端が互い違いになるようにしてたっぷりとかぶせるのがコツで、苗を安定させるのがポイントです。

 

 

苗の植えつけ後の水やりは不要です。その後も、葉がぐったりしおれてこない限りは、水やり不要となります。

 

 

追肥は苗の植え付けから3~4週間後に行います。1㎡当りで堆肥1kg、化成肥料100gを溝にまきますが、土で溝を埋めると、ネギが育ちにくくなるので、溝はそのままにしておいてください。

 

 

1回目の追肥をしてから更に3~4週間後に、2回目の追肥を行ないます。この時は化成肥料(100g/1平方メートル)を、土手の土に混ぜて溝にまき、溝は次第に浅くなりますが、それでもまだ完全に埋めてしまわないようにします。

 

 

更に3~4週間後に3回目の追肥をします。前回同量の化成肥料を土手の土に混ぜて溝にまきますが、溝の高さまで土寄せするので、これで溝は完全に埋まることになります。

 

 

その後3~4週間後に4回目の追肥をします。これも前回同量の化成肥料を周囲の土に混ぜてまいてください。ただし、ネギの分けつ部に成長点があり、ここを土で覆ってしまわないように注意してください。